就活でかかる費用はどのくらい?節約方法も解説!
「就職活動ってどのくらい費用がかかるの?」
「アルバイトを続けた方がいいの?」
と疑問をお持ちの就活生も多いのではないでしょうか?
就職活動では、スーツ代、交通費、宿泊費、カフェ・レストラン代、書籍代、証明写真代、その他就活のアイテム代など様々な出費が重なります。
また、就職活動が長引いてしまったり、県外での就活が多かったりするとその分かかる費用も増えていきます。
途中でお金がなくなり、志望する企業が受けられなくなったということを防ぐためにも、就職活動では計画的にお金を使う必要があります。
この記事では以下のポイントをまとめています。
- 就活でかかる総費用
- 就活でかかる費用の内訳
- 節約方法
「これから就活に臨む」という方はぜひ参考にしてみてください。
就活でかかる総費用はいくら?
新卒採用支援事業を行うマイナビサポーターズが、2019年卒生を対象に就職活動で実際にかかった金額を調査しています。
その結果によると、交通費、宿泊費やレストラン代、スーツ代、就活アイテムなど、就活にかかった費用の全国平均は約16万円となっています。
地域別だと、関東の学生の平均就活費用が約13万円なのに対し、地方の学生の平均就活費用は約18万円となっており、なんと5万円もの差があります。
参照:https://news.mynavi.jp/article/20190302-780329/
企業が多い関東圏に住む学生と地方の学生では就活格差がかなり広がっていることが分かるデータですね。
就活でかかる費用の内訳と節約方法
ここでは就活でかかる費用の内訳と節約方法をまとめています。
【スーツやカバン、靴などの被服費】
就活でかかる費用の代名詞といえばスーツやジャケット、ベルト、ネクタイ、ワイシャツ、ビジネスシューズなどの被服費ですよね。中には「カジュアルな服装OK」という企業もありますが、まだまだ少なく主流はスーツとなっています。
しかも、就職活動は春〜夏に行うことが多く、どうしても汗をかくことが多い時期です。
着回すためにはスーツ、ワイシャツなどは2〜3着ほど購入しなければなりません。
これだけ揃えるとなると学生の財力では経済的に厳しいものがありますよね。
なので、できるだけ費用を抑えられるように節約方法を考えてみます。
〈節約方法〉
- 既に就活が終わっている友人や先輩にもらう・借りる
- スーツのレンタルサービスを利用する
- 学生割引のあるお店で購入する
- 価格が安く最低限の基準を満たしているものを購入する
【SPIや面接対策の書籍代】
地味に重くのしかかってくる費用がこちらの書籍代です。
1冊1000〜2000円程度ですが、SPIやWebテスト、面接対策、自己分析、ESの書き方、四季報、業界分析の本など様々な種類があります。
全部揃えるとなると相当なお金がかかってしまうので、こちらもできるだけ節約するようにしましょう。
〈節約方法〉
- 既に就活が終わっている友人や先輩にもらう・借りる
- 同時期に就活をしている友人と共同出資で購入する
- 新品ではなく中古で購入する
- インターネットの情報を参考にする
【交通費】
就職活動でかなり大きな出費を占めるのがこの交通費です。
交通費は就活生が現在どこに住んでいるかによって大きく変わってきます。
もし自分が現在住んでいる地域の近辺で就職活動をするのであれば、交通費は安く抑えることができます。
しかし、住んでいる場所から遠い場所で就活をしようと考えている人は、毎回の交通費が重くのしかかってきます。
特に、地方に住んでいる学生で東京などの首都圏で就職活動を行おうと考えている人も多いのではないでしょうか?
どこに住んでいるかにもよりますが、例えば大阪から東京までの新幹線代だけでも約13000円ほどかかります。往復26000円、これに加えて連日で就活を行うとなると東京での宿泊費もかかってくるはずです。
大きな出費を占める交通費だからこそしっかりと節約するようにしましょう。
〈節約方法〉
- 早期購入による割引(早割)を利用する
- 夜行バスを利用する
- 飛行機で行く場合はLCCを利用する
- 日程を調整して何度も行かないようにする
- 親の車を借りる
【宿泊費】
交通費と同様、地方の学生が東京などの首都圏で就職活動を行う際かかってくるのがこの宿泊費です。日帰りできない場合や連日で面接などが入っている場合は宿泊せざるを得なくなります。
特に東京の宿泊費はかなり高く、連日の宿泊だけでも大きな出費となるので、できるだけ節約するようにしましょう。
〈節約方法〉
- 格安のゲストハウスなどを利用する
- 就活生用のシェアハウスを利用する
- 漫画喫茶、ネットカフェなどを利用する
- カプセルホテルなどを利用する
- 首都圏に住む友人や親戚の家に泊めてもらう
【飲食代】
就職活動で意外とかさばってしまうのがこの飲食代です。会社説明やセミナー、面接などの前後でついついカフェやレストラン、居酒屋に入ってしまう人も多いのではないでしょうか?
特に就職活動が忙しくなってくると1日中ずっと面接やセミナー、会社説明会に参加していることが多くなり、必然的に外食が増えます。
しかし、毎回毎回外食をしていると当然出費がかさんでしまうので、できるだけ節約するようにしましょう。
〈節約方法〉
- 自販機などで飲み物を買わない
- カフェ・レストランに極力入らない
- 水筒を持ち歩く
- 弁当や軽食を自分で用意する
- 家で食事を済ませておく
まとめ
就活はどうしても出費がかさんでしまうものです。また、就活に全力を出している期間はアルバイトもなかなかできず、貯金がない人は大変な思いをすることもあるでしょう。
特に地方からの就活であれば交通費や宿泊費などもかさんでしまいますが、自分の思うようなスケジュールで就職活動が行えないことも多いです。就活のための計画的な貯金というのもなかなか難しいものですので、正確な費用の把握や節約を行い、金銭面が理由の納得の行かない就活にならないようにしましょう。